資料は、鳥取県や島根県の金融機関の検査報告書や決算見込みなど少なくとも5種類。「機密区分『要注意』、不開示情報『有』」、取引先の会社名や「破たん懸念先」などと書かれた文書もあり、ウィニー(Winny)のウイルスに感染したPCから流出したとみられています。
◆ITニュースランキングで記事を見る
ネット上に流出したのは、日銀松江支店長名などで書かれた、金融機関の検査実績や決算見込み、金融機関への通知文など。「平成20年3月11日」と最近の日付が入っているものもあった。
2008年3月21日、これらの資料がWinnyネットワーク上に流出しているという報告が2ちゃんねる(2ch)上にあり、資料のファイルがネット上にアップロードされました。同支店は同日中に削除を依頼し、関係機関に謝罪したが、資料は22日に再びアップロードされています。
同支店などによると、内部資料は管内の鳥取、島根両県の金融機関に対する検査計画や過去の検査成績など少なくとも5種類。資料作成者の欄に「日本銀行松江支店」と記載されていました。
吉岡伸泰支店長は同日、記者会見し、行員の自宅の私物パソコンから情報が流出したことを明らかにした上で「わたしたちの不手際でこのような事態になり、申し訳ない」と謝罪しました。
行員のパソコンにはファイル交換ソフト「ウィニー(Winny)」がインストールされており、同支店はウィニーを通して情報が流出した可能性が高いとみています。
日本銀行松江支店の行員はウィニーを利用してウイルスに感染して、内部資料を流出させてしまいましたが、他にもプライベートな画像などを流出させて名前や住所なども特定されるかも知れません。ウィニーを使用しないことが大事ですが、ウイルスバスターなどのアンチウイルスソフトはインストールしてなかったのか疑問に思います。
□関連サイト
■日本銀行松山支店
□参考記事
■日銀の内部資料がネット流出 Winny経由か
■日銀内部資料が流出 松江支店、ウィニーか