自分の欲しいAmazon.co.jpの商品を登録し、友人などに知らせることができるというものだが、ユーザーが公開を意図していない個人情報がもれていると、3月11日ごろからネットで騒動になっています。
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ほしい物リストに本名がデフォルトで公開されているとは知らず、非公開のつもりでお気に入り商品メモのように使っていたり、本名や社名で登録していたりする人が多かったためです。
ほしい物リストは作成時に非公開設定にしない限りウェブに公開される仕様となっており、さらにAmazon.co.jpのサイト上から名前またはEメールアドレスで検索できるため、不特定多数のインターネットユーザーに自分の欲しい商品が見えてしまいます。
商品の届け先といった個人情報は含まれていないとはいえ、自分の趣味や趣向が、Amazon.co.jpの商品リストという形でウェブに公表されてしまいます。
もし自分のほしい物リストを不特定多数に見せたくない場合、設定画面から「特定の人に公開する」「公開しない」を選べば、検索対象から外れ、公開されなくなります。自分のほしい物リストを開いたときに、「非公開」というアイコンが表示されていれば、他人からは見えない状態となっています。
ウィッシュリストによる意図しない個人情報の公開は以前から指摘されていたが、一般ユーザーにはあまり知られていなかった。Amazonの機能によるプライバシー問題は、米国でこれまでにも指摘されています。
私もアマゾンのウィッシュリスト、ほしい物リストは公開にしていました。住所などの個人情報は入力してなかったので、大丈夫だとは思いますが、本名やメールアドレスが自分の意図としないところで流れてしまったかも知れません。設定を非公開にしましたが、信用出来ないのでほしい物リストを削除しました。
□関連サイト
■ウィッシュリスト
□参考記事
■Amazonの「ほしい物リスト」で本名や趣味がばれる? ネットで騒動に
■密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?