ノキアは、世界市場でヤフー(Yahoo!)およびマイクロソフト(Microsoft)と、中国で百度(バイドゥ)と、ロシアではYandexとそれぞれ同様の提携関係を結んでいる。
グーグルの検索エンジンが搭載されるのは、上位機種「Nシリーズ」のみで、サービスが提供される市場も限られる。ただ両社は、将来的には同シリーズ以外の機種にも対象を広げる方針。
グーグル検索は、一部の携帯電話および市場を対象に当初は提供されるが、その後、100カ国以上のマスマーケット向けモデルに加えられる、と両社では述べています。
グーグルでは、ノキアの「S60」プラットフォームと直接競合する携帯電話向けアンドロイドソフトウェアを2008年後半にリリースする予定です。
グーグル検索はノキア独自の検索アプリケーションから利用可能で、ノキアが11日に発表した新マルチメディア携帯電話4機種からまずは利用できるようになります。
ノキアの検索アプリケーションは40種類のモデルに搭載されています。
ノキアとグーグルは、グーグルの検索エンジンをノキア製インターネットタブレットに搭載するなど、既に一部の分野で提携している。また、ノキアの一部の最上位機種モデルは、グーグル傘下の人気動画共有サイトYouTubeもサポートしています。
ノキア製の携帯電話にGoogle検索エンジンを搭載となると、他社の携帯製造メーカーも追従となり、携帯電話の検索エンジンはGoogleが主流となるかも知れません。
□参考記事
■ノキア、米グーグルの検索エンジンを携帯電話に搭載へ
■ノキア、グーグル検索へのアクセスを自社携帯電話で可能に