USB2.0で使われる安価なケーブルでも、専用ケーブルを使ったハイエンドサーバ間通信と同等の超高速伝送が可能で、今後の製品化に向けて研究開発を進めていくとしています。
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コンシューマー機器で一般に使われている安価なケーブルでは、伝送中に信号が劣化してしまいます。信号は受信側機器の回路で補正されますが、補正能力には限界があります。ハイエンドサーバなどでは特性の良い高価な接続ケーブルが使われていますが、コンシューマー機器間での超高速伝送を実現するにはネックになります。
新たな技術では意図的に一定量の歪みを残した状態で信号を受信することや、1つの入力データに対して毎回補正処理を行っていたのに対して、4つの入力データごとに1回だけ補正処理を実行することで、歪みの発生しづらい高価なケーブルを用いた場合と同等の超高速通信を実現できるとしています。
2時間分のハイビジョン動画を用意し、試作したLSIで検証したところ、USB 2.0を用いて伝送した場合の転送時間は約14分、USB 3.0を用いて転送した場合は約80秒(実効速度を理論最大値の半分に設定)かかるのに対し、今回開発された新技術では約22秒で転送できることを確認したそうです。
近年、パソコンやテレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダなど、ハイビジョン動画を扱う機器が一般的となったことで、大容量のデータを瞬時に転送したいという要望が高まっています。また、従来HDDと比較して10倍以上の読み書き速度を実現するSSDの登場で、通信の高速化はますます重要視されていることから、この新しい技術が実用化されるのが待たれます。
□関連サイト
■NEC
■ニュースリリース
□参考記事
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