既存の携帯会社から通信網を借りる「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ばれる手法を活用。最大で毎秒7.2メガビットの高速サービスを競合他社より約2割安い料金で2009年春に開始するそうです。
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来春には高速化した次世代PHS「WILLCOM CORE」をスタートする計画のようですが、新サービスのインフラなどが整うまでの「つなぎ」として、ドコモMVNOの活用を検討している可能性はありそうです。
ウィルコムのコメント
「競争環境が激化するなか、新たなサービス展開など進める上で、さまざまな可能性について検討しており、その中でNTTドコモ様も含め、色々な可能性について話し合いを行っていることは事実です。なお現時点で、これらに関わる個別の案件・内容についてはお答えできません」としています。
自前の通信網を持つ携帯・PHS会社が競合他社の回線を借りて新事業に参入するのは初めてとなります。設備投資負担を軽減できるMVNOの手法を通じた大手通信会社同士の提携が来年から始まる次世代高速無線通信などでも広がる可能性が高くなりそうです。
□関連サイト
■ウィルコム
■NTTドコモ
□参考記事
■ウィルコム、データ通信でドコモと提携
■ウィルコムがNTTドコモと提携、競合他社よりも格安の高速データ通信サービスを開始へ
■ウィルコムが携帯参入? ドコモMVNOで、一部報道
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