ダビング10に対応させるための更新ソフトウエアの不具合が原因で、利用者が録画した番組すべてを消去してしまうトラブルがあったそうです。
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不具合が起きたのはハードディスク駆動装置(HDD)内蔵型録画機「DIGA(ディーガ)」のうち、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc )対応の4機種と、ハイビジョン録画をできるDVD対応の7機種の計11機種です。7月1日に更新ソフトを放送電波に乗せて送信したところ、通常は出ない「HDDを初期化するか」という画面表示が出て、「はい」の選択肢しか選べなくなるケースが起きました。
原因は不明ですが、何らかの理由でソフトの更新ができなかったとみられています。松下は2日にトラブルを確認、3日午後から正しくソフトが更新されるよう修正したが、4日まで公表しなかったようです。初期化するかどうかをたずねる画面が出た場合、電源コードをコンセントから外さずに電源ボタンを押せば、正しくソフトが更新されるそうです。
同社には約300件の問い合わせがあり、大半の利用者は同社の指示に従って作業を中止したが、実際に消去したケースが4件起きたそうです。同社は「修正ソフトを新たに配布し、問題は解消された」(広報部)と説明しています。
ダビング10が開始されていきなり不具合が発生。せっかく録画したデータが消去されてしまったユーザーは驚いたことでしょう。ソフトウエアを更新する必要がある家電製品は電源コードをコンセントから抜けないので注意が必要となりそうです。
□関連サイト
■DVDレコーダー DIGA(ディーガ) 新ルール「ダビング10」に関するお知らせ Panasonic
□参考記事
■「ダビング10」運用開始 松下製で一部不具合
■ダビング10解禁、いきなり更新不具合 松下製300件
■「ダビング10」松下製で不具合 録画すべて消去の“被害”4件
■DIGA「ダビング10」対応で不具合 HDDフォーマット促すメッセージ表示
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